「亜細亜開発(あじあかいはつ)」と「天壌無窮(てんじょうむきゅう)」の碑(いしぶみ)

天壌無窮神石亜細亜開発和石(五台山兼山神社)

01.2つの碑の所在地と建立年

高知市内の五台山の登り口にある、兼山神社の境内にあります。
「亜細亜開発」碑は1971年(昭和46)、「天壌無窮」碑は1983年(昭和58)に建立されました。

02.建立の趣旨

世界の平和を祈念し、平和な世界建設のために努力することを誓って建立されました。

03.同じ趣旨の碑が各地にも

同じ趣旨の碑が、国の内外に20基ほど建立され、「和石(わせき)」もしくは「神石(しんせき)」と呼ばれています。碑の文字は、建立された時期、場所、契機などによって異なりますが、趣旨は同じです。碑の文字はたとえば、「世界平和」(松山)、「万物尊愛」(静岡)、「人命尊愛」(沖縄)、「勤労感謝」(北京)、「大自然」(サンフランシスコ)などです。「亜細亜開発」碑は「和石」、「天壌無窮」碑は「神石」と呼びます。

世界平和
松山
豊道春海書
万物尊愛
静岡
亀井静堂書
人命尊愛
沖縄
亀井静堂書
勤労感謝
北京
大自然
サンフランシスコ
豊道春海書
その他和石・神石等一覧

04.碑の建立者出居清太郎先生

これらの碑は、出居清太郎(いでいせいたろう)先生(1899―1983)の主導によって建立されました。先生は、青年時代に人心救済と平和世界建設の志を立てられ、その活動に生涯をささげられました。

出居清太郎先生の生涯

05.亜細亜開発と天壌無窮の意味

「亜細亜開発」は、世界平和のために、まず身近なアジア地域の人々の繁栄と幸福を祈り、そのために物心両面における親善交流を誓うものです。

「天壌無窮」は、宇宙と地球というかけがえのない環境と、そこにある厳然・精妙な秩序とに対する畏敬の念から発しています。

06.副碑について

「亜細亜開発」和石と「天壌無窮」神石とにはそれぞれ、建碑の由来を記す副碑が添えられています。これらの副碑文に述べられている、高知県出身の3人の先人、野中兼山、山下奉文(ともゆき)、吉田茂については、学術的にはさまざまな評価があるでしょうが、副碑文には出居清太郎先生の、3人の魂に対する霊的認識が述べられています。

野中兼山

兼山神社

07.平和とは

出居清太郎先生の平和に関する語録

  • 平和とは、物心ともに恵まれて、仲良く暮らすことにあるなり。
  • 平和とは、開発・開拓・開墾である。手をつないで楽しく仲良くするという単純なものではない。その中に「開発」の苦心がなければ平和とはいえない。
  • 平和の基は、各人の人格完成にある。世界の平和はわが心にある、わが言語動作にある。
  • 平和とは身心ともに健全に恵まれることでしょう。そのためには、神の子の自覚をして借り物を悟って身心を養い、尊い魂を磨き浄めねばなりません。和石・神石はその目標です。さらに申せば、「万霊万物尊愛」を実行するための目標です。

08.お問い合わせ

これらのことについてのお問い合わせ等は、
下記またはお問い合わせフォームよりご連絡ください。

修養団捧誠会高知支部平和郷
〒781-0270 高知市長浜6590-5
Tel&Fax : 088-842-4711(火・金休み)

修養団捧誠会高知支部支部長 野村茂久
Tel 080-3314-4192

活動のご案内とお問い合わせ

The two monuments

These two monuments are “Peace Stones.” They were erected as a prayer for world peace and as a goal to strive toward the manifestation of world peace.
The words on the monument on the left, “tenjo mukyu” mean that the heavens and the earth are infinite. It symbolizes the preservation of the universe and the earth, which provides an irreplaceable environment for humanity. At the same time, we revere the exquisite order that exists there.
The words on the monument to the right, ‘ajia kaihatsu,’ refer to the development of Asia. It represents the need to promote goodwill exchange, both material and spiritual, with the people of Asia, who are close to us, first and foremost, for world peace.
The two ‘Peace Stones’ are located at the Kenzan Shrine on Mount Godaisan in Kochi City, Kochi Prefecture. They were erected in 1971 (right) and 1983 (left) on the initiative of Seitaro Idei (1899-1983).
He preached that the foundation of world peace is to build peace in each person’s heart. Also, he advocated a peace-building movement based on respect and love for all people, things, and circumstances.

Shuyodan Hosei Kai, Kochi Branch Website:https://houseikai-kochishibu.com/
Branch Leader  Shigehisa Nomura ℡ 080-3314-4192

两块纪念碑

这两块纪念碑称为‘和平石‘’’。它们是为了祈祷世界和平,努力彰显世界和平而修建的。
左边的碑上写着“天壌無窮”,意思是‘’天地无边‘’。它象征着对人类、宇宙和地球不可替代的环境的尊重和爱护,同时也表达了对那里存在的精致秩序的崇敬之情。
右边的“亜細亜開発”,表达了我们对亚洲人民生活繁荣幸福的祝愿,以及为了世界和平,促进物质和精神上的友好交流的愿景。
这两座“和平纪念碑”位于高知县高知市五台山的兼山神社。它们是在出居清太郎先生 (1899-1983) 的倡议下,于1971 年(右)和 1983 年(左)建立起来的。
出居清太郎先生宣扬每个人心中的平和是世界和平的基石,他毕生倡导以爱护和尊重所有人、所有事物为基础的世界和平建设运动。

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